2009/09/14

戌の日に幸運の腹帯をつける

 安産を祈って、戌の日に幸運の腹帯をつけました。はじめは、戌の日ってなんだ?(戌年なら知っているけれど)、なんでほかの動物じゃなくて、いぬなんだろうって不思議に思ったりしましたが、インターネットで戌の日を調べると、戌の日カレンダーというものがありました。このカレンダーを参考にして、戌の日である本日、幸運の腹帯を巻きました。
 この幸運の腹帯は、さらしでできていて、母が弟を妊娠する時につけていたものです。母も当初、さらしの腹帯なんて嫌だと逆らって、若い人向けに販売されていたもっとポピュラーな感じの腹巻みたいなものをつけていたそうですが、弟がお腹の中で逆さまになっていたそうです。お医者さんに、逆子が直る体操を教えてもらってためしてみたり、さらしをお腹に巻いてみたら治るかもしれないから、ためしてみたらいいのでは、というアドヴァイスを受けて巻いてみたところ、逆子が治って無事出産できたという大変幸運な腹帯なのです。
 結婚&妊娠なんてまだまだ遠い先だった子供の頃の私は、母が何を言っているのかよくわからず、特に気に留めたりしませんでした。しかし、いざ自分が妊娠し出産するということになると、この幸運の腹帯にあやかりたいと思うようになりました。そしてきれいに洗濯して、戌の日になったら巻こうと神棚にお供えしていたのでした。
 さらしの腹帯は、私がおむつを製作するのに使ったさらしよりは幅が狭い感じです。そして長くてぐるぐる巻物状で、こんなものを巻いたら窮屈なんじゃないかとか、面倒なんじゃないかという、どちらかといえば、倦厭したくなるようなものです。そういうわけで、8月の暑い時期には巻く気がせず、今日の戌の日までずっと延ばしてきてしまっていました。
 実際この幸運の腹帯を巻いてみて、そんなに悪くはないという感じです。なにしろ逆子を防止してくれる効果があるのですから、これは巻かないわけにはいきません。巻くときにコツがあって、下から上へ、下から上へという具合に巻いていくのです。逆子を防いでくれるというのも、なるほどそうなのかな、と思ったりします。逆子だったのを治してくれるくらいなのですから、これを巻くとなんだか安心感があって、気持ちがゆったりします。背筋もまっすぐになって、姿勢も良くなったようです。
 この幸運の腹帯と安産の戌の日にあやかって、無事出産できるといいな(^^)心なしか、出産の不安を取り除いて、気持ちを楽にしてくれて、幸運を運んできてくれそうな不思議な腹帯です。そろそろ稲刈りの時期が近づいていて、刈り取ったり乾燥させたりしている音が聞こえてきます。ぽかぽかと晴れて穏やかな日です。

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