2009/09/10
テントウムシの幼虫を駆除しそうになる
毎朝は、私の畑の見回りに行くのが日課。新しく種をまいたばかりのにんじんの様子を見に行ったり、新しくワイルドフラワーの芽が出ていないか見に行ったり、ワイルドフラワーの芽が順調に育っているか見に行っている。先日植え替えたムリムソンクローバーの芽も順調に定着して育っている。そして草をむしったり、小さなハエみたいな悪い小さな虫がいたら石灰硫黄の薄めた液を野菜や花にスプレーして退治したりしている。
いつものように見回りにいったら、ミズナに異変がある。灰色に黄色っぽい模様の虫がたくさんくっついている。はじめは何の虫かわからなくて、???と首を傾げていた。始めは、ホタルの幼虫だと思って、そっとして置いてあげようと思った。小学校のときに、ホタルの幼虫を飼育していて、育てていたことがあるのだ。
はじめはホタルの幼虫だと納得していたが、ホタルの幼虫は水の中に住んでいて、カワニナを食べていて…なんで地上にでているのだろうと思うとホタルではない。やっぱり悪い虫で、卵を産むために集まっているのかもしれないと思う。よく見ると、ミズナにつぶつぶの緑か灰色の卵のような物がたくさんついている。石灰硫黄をスプレーして、変な卵がかえらないようにしなくてはいけないと思う。
それでもミズナについている虫は、あんまり悪い虫に見えなかったので、どんな虫かインターネットで調べてみようかと思った。ホタルの幼虫じゃないとしたら、テントウムシの幼虫かもしれない。テントウムシの幼虫がどんな姿か思い出せないので、調べてみなくてはいけないと思ったのだ。
インターネットで、「テントウムシ 幼虫」と入力すると私のミズナについているものに似ているような気もする。でも私のミズナについている虫は、目や触覚がついていて成虫のように見えたりもする。ミズナについている虫を携帯の写真で撮影して、本当にテントウムシの幼虫なのかもっとたくさんの写真を見てみなくてはいけないと思った。
ミズナについている変な虫を撮影して、もっとじっくり見てみるとインターネットにのっていた虫に良く似ている。テントウムシの幼虫だと思ってみていると、なるほどそのようだと思えてくる。よく見ると緑色のつぶつぶは卵ではなくて、アブラムシだった。テントウムシのもっと小さな幼虫は、図鑑でみたことがあったのでわかるけれど、こんなに大きく育った幼虫を見たことがなかったので、てっきり成虫でそういう虫がいて卵を産みに集まっているのかと思った。
もう少しで、テントウムシの幼虫を退治してしまうところだった。つぶしたりはしなかったものの、いくつか葉から振り落としたりしてしまっていた。でもなんとか自分でよじ登ったようで、大丈夫だったようだ。10匹ほどのテントウムシの幼虫が楽しそうにミズナの葉の上や葉の裏側を動き回っている。アブラムシ退治は、テントウムシの幼虫に任せて、そっと見守っていようと思う。そういえば、大人のテントウムシが何度か遊びに来ていたことがあったので、そっと卵を残していったのだろう。大人のテントウムシになれるまで、温かく見守っていようと思った。
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