おいしいかりんのジャムを作ろうとレシピを探していると、おいしい完熟かりんが必要なのだということに気付きました。そして、ちいさなカリンの実や、傷がついていたりしていたんでいるものを間引きすることにしました。小さな実や痛んでいるものは、途中で落ちてしまうかもしれないし、完熟するまでにだめになってしまうかもしれないからです。それならば、小さなものを摘み取って、きれいで大きな実をもっとおいしい完熟かりんにしようと思ったのでした。
摘み取ったものは、玄関に並べて飾っていました。本当はもっと実らせてあげたいけれど、できなくてごめんねっていう気持ちもこめて飾っていました。カリン酒をつくるという方法もあるようですが、我が家ではあまり人気がなくて、何年か前のものが残っているくらいなので、やっぱりカリンジャムをどうしても作りたいのです。
そうやって、間引きをして満足していると、大型台風がやってきてカリンのみをたくさん振り落としてしまいました。一番大きなきれいな実も落ちてしまったので、がっがりです。完熟かりんにしようと楽しみにしていた大きな立派な実でした。写真に撮影しているカリンの木は台風がくる前のものです。写真に写っている大きな実も落ちてしまい、地面には20個~30個のかりんの実がごろごろと転がっていました。
もっと間引きをしておくんだったと後悔しましたが、ほとんどは手の届かないところにあるところだったので、そこまではできなかったとあきらめています。間引きをしていたおかげで、今残っている比較的大きな実さえも落ちてしまって、もっと小さな実が残ってしまうという悲惨な状態を免れたのですから運がよかったのでしょう。手の届くところだけでもあまり良くない実をとっておいて正解でした。カリンの木の負担を考えると、実が減ってよかったのかもしれません。今、枝についているわずかな実が完熟かりんになって、おいしい実になるのを期待します。
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