化学肥料を使わないで、有機肥料を使って野菜を作る。農薬もできるだけ使わない。肥料は家庭の生ゴミの堆肥や、油かすを水に浸して発酵させたものをかける。それから、祖父は鶏糞も使ってとても上手においしい野菜を作っていたので、これが実践できればかなりいいのだ。
ところが実際にやってみると、祖父がつくっていたような、まるまるとしたおいしい野菜はそんなに簡単にはできない。土がやせていて、そんなに簡単に肥えてはくれない。土が肥えるのには時間がかかるのだ。
気長にまずは、自家採取して固定種の種を毎年取ったりして、自分の畑にあった野菜をつくろうとのんきに考えていた。これは家庭菜園だからいいけれど、自分の食べる分だけでもなかなか上手にたくさん作れない。まだ自家採取できたのはゴーヤぐらいで、売っている種をまいているだけで、自家採取はまだまだである。おいしい野菜がとれたら、真っ先に食べてしまうので、自家採取もなかなか思うようにいかないのだ。
自家採取について調べていると、「肥毒」という言葉が見つかった。なんで肥料が毒なんだろう???化学肥料のことだろうなどと思っていたのだが、有機肥料でもそういうことがあるらしい。野菜に虫がつきすぎるのは、肥毒の影響らしい。それで、その影響をうけないようにするには、肥料をやらないようにするのだ。そんなので、育つわけがないのだ。実際に、なにも肥料をやらなかったら、いや、油かすを発酵させたパワフルな肥料をやっても、雨で流れて土が痩せてしまってるのだ。F1の早生の菜の花なんか、ひょろひょろで全く食べられなかったのだ。
無肥料栽培の方法をインターネットで調べていて、わかったのは、イネ科の植物を使うこと。イネ科なら、なんでもいいのか??稲でも、草でもイネ科はあるけれど…と調べてみると、麦などを植えるらしい。そして、これが肥料になるのだ。無肥料栽培をしている人が育てている麦を見ると、すごく大きい。そして密集して生い茂っている。よく見る大麦畑ともちがって、密集しているのだ。それを耕すと、草一本ない、肥えた土壌ができるようなのだ。…納得。
そして、インターネットでどんな麦を植えたらいいか、調べていると…燕麦。これがよさそう。雑草にも負けずに育ってくれて、細くて耕しやすいそうだ。猫草にも使われているということもあって、新芽はなんともかわいらしい。さっそくインターネットで注文した。
燕麦が育ったら、こんな感じになるのかな。写真ではネギのようであまり背が高くないようだ。品種にもよるのかな。私の注文したのはどういうのだろう。
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